創作…私のお話の書き方について。

視力の悪化で、絵を描くのが難しくなり、マンガでお話を描いていたのを諦めかけていた時、
一か八かの心境で、文字……文章で綴り始めた所、意外にも、ラストまでお話が書き上がったのでビックリ。

それ以来、携帯のメール本文スペースを利用して、お話をちまちまと書いています。

プロットも書かず、ダイレクトに、思い浮かんだ言葉から書き始めるという、かなり乱暴なやり方。
気になる事に焦点を合わせて、それに対して、どんな事が思い浮かぶかを、『考える』というより、『思いを凝らす』というような感じで行うと、
何かしらの言葉か、セリフが出て来る事があります。
それが浮かんだら、まず、それをそのまま書き始めます。

書き始めたら、大体、続きのシーンやセリフが頭に浮かぶので、それをそのまま打ち込んで行くという書き方です。

詰まったり、浮かんでも、話の流れや状況、キャラの性格や考え方により、違和感があれば考え直します。
この後、どう考え、どういう行動をとるか、どう思い、どういう事なら口にするか、あるいはしないか等々を、色々と考え合わせて、更に浮かんだものが、しっくりくればそれで、まだ違和感があれば更に考えて。

もちろん、途中で最初から読み直して、句読点の位置や、誤字脱字、その他を何度も校正しまくりますが、一番の主眼は、引っ掛かる事なく、読み易いかどうかですね。

それから、抜け落ちがないか……行動や所作、言葉に……とか。
あと、時間の流れ的に可笑しくはないか。
セリフの長さから、それを言うのに流れる時間や、動作にかかる時間が現実的かどうか。
心理描写であっても、それは同じなので、それも。

お話の展開に付いても、時々頭の中で、大体の起承転結の流れに当て嵌めてみて考えます。
今書いているのは、起承転結のどの辺りか、さらに視線を物語の先にやって、ラストがどうなるかも考えます。
それに加え、自分の書きたいこと、伝えたい事は何かを振り返って考えてみて、先に浮かんでいる時には見直して、それが既に嵌め込まれているかどうか。
まだなら、どこにどう嵌め込むかを考えてみます。
まだ、それらがはっきりしていなければ、朧気なりとも浮かぶまで何度も考え直して。
浮かんだら、お話の流れがそちらに向かって行くように、舵取りします。

なるべく話の流れを壊さないように、横道に反れてる場合は、それに決着を付けて引き戻したり、時には、バッサリと端折ったり。