iPS細胞産業化へ「研究組合」設置 分析機器などで1兆円という記事を読んで。
 
iPS細胞の発見者の山中教授のインタビューを読んだことがありますが。
2008年の7月のその時点で、大学の研究施設に「ようやくクーラーを入れてもらいました」という劣悪な環境で、世界に先駆けて発見したにも関わらず、
国が出すiPS関連予算は、日本の場合、iPS細胞用で、5年で100億円。
アメリカは、、カリフォルニア州だけで、幹細胞全体の研究で、10年で3000億円。マサチューセッツ州も、10年で1200億円だそうです。
これじゃあ出遅れるでしょう?
今頃、夢物語だけを描いても、出遅れている根本に目を向けて、きちんと対処しなければ、同じことを繰り返すだけ。※記事内容については、既に上記のインタビュー内で言及されてる。
 
ここだけでなく、他も似たり寄ったりの劣悪な環境の上、研究における煩雑な事務や広報活動、知財関係の処理とかのサポートもないらしい。
 
政治 家も、日本を発展させたいなら、世界に発信出来る日本のこういった研究や、アニメやマンガのコンテンツの根幹にいる人達に支援すべきであって、様々な面でサポートを欠いたり、逆に規制を掛けたりは、本末転倒でしょう?
 
そういったところは、ほぼ、頭の古い自民 党や頭の硬い公明 党が、与 党の時代にやらなかった事であり、当時可決出来なかった遺恨から、現在の地方 行 政の場で可決させた規制。
自己中もいい加減にして欲しい。
政治が行うべき事は何かを、根本的に考え直して欲しいと思う。
やるべきことをやらず、すべきでないことを為すのは、履き違えているだけでは済まない。結局は、国の発展の芽を潰してるのだから。
 
研究にも表現にも、多様性が必要で、それには+なものだけではなく、−を提示するものもあって然るべき。それも、多ければ多い程、様々なものが得られる。
それらがあってこそ、その中からまた新たなものが生まれてくるのだから。
 
劣悪な環境でも、いい研究結果が出されているのを、当然にはしないで欲しいと思う。多様性を出せる可能性を持つ、後に続く人達が育たないだけでなく、
優れた人達も、全ての力を出し切れないし、それは勿論彼らの自己責任ではないし、逆に損失に繋がると思う。
 
※引用文及びデータは『ブレイクスルーの科学者たち』竹内薫PHP新書より